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宇佐美 晋; 鈴置 善郎; 弟子丸 剛英; Hikichi, T.*; Nakashima, F.*
Proceedings of 11th International Symposium on Reactor Dosimetry (ISRD-11), p.389 - 396, 2003/00
「もんじゅ」性能試験においては、「しゃへい性能に係わる設計裕度の確認」と「しゃへい解析手法の妥当性の確認」及び「将来炉のための基礎データの取得」を目的として、炉物理試験段階において、中性子検出箔及びB-10比例係数管を用いた「原子炉まわりしゃへい性能測定」を実施した。そして、得られた反応率測定データを対象に、JENDL-3.2核データファイルを用いてしゃへい設計手法による解析を行い、しゃへい設計要求条件との比較、設計裕度及び反応率C/E値の核データファイル間の違い等を評価した。
柴田 大受; 菊地 孝行; 島川 聡司
Reactor Dosimetry in the 21st Century, p.211 - 218, 2003/00
国内初の高温ガス炉である高温工学試験研究炉(HTTR)は、2002年3月に熱出力30MW原子炉出口温度850の定格出力運転を達成した。HTTRでは、高温ガス炉技術基盤の確立・高度化とともに、高温で広い照射空間を利用して照射試験を行うことを目的としている。HTTRの初めての照射設備として、I-I型材料照射試験用設備が開発された。これはステンレス鋼の照射下クリープ試験を標準サイズの大型試験片を用いて実施するためのものであり、照射温度は550と600Cで3の変動範囲、高速中性子照射量は1.210n/m,最大荷重は9.8kNを目標としている。照射下クリープ試験の実施に先立ち、HTTRの照射条件を確認するため、I-I型設備による初めての照射試験として炉内データ測定試験を予定している。炉内の中性子束・中性子照射量は照射設備内に装荷された自己出力型中性子検出器(SPND)と各種のフルエンスモニタにより、また、温度はK型熱電対と温度モニタにより測定することとしている。このドシメトリーはHTTRの炉内照射条件を初めて確認できるものであることから、照射試験のみならず今後の高温ガス炉技術にとって有用なデータが得られると期待される。本報は、このドシメトリー計画とそれによって得られるデータの評価手法についてまとめたものである。
伊藤 主税; 関根 隆; 青山 卓史
Proceedings of 11th International Symposium on Reactor Dosimetry (ISRD-11), 0 Pages, 2002/00
常陽では、高速炉での中性子照射量の測定精度向上と、構造材中のHe生成量の直接測定を目的としてHe蓄積型中性子フル-エンスモニタ(HAFM)の開発を進め、HAFM法による中性子照射量の測定精度を評価してきた。本研究においては、標準Heガス及びHe含有標準試料を用いてHAFM測定装置を較正し、測定誤差約5%でHe原子数を測定できることを確認した。次に、東京大学「弥生」炉の標準中性子照射場での較正照射を行い、典型的な高速炉スペクトル場や軟スペクトル場に対し、中性子照射量を誤差約7%の精度で測定できることを実証した。このHAFMを「常陽」の燃料領域や反射体領域のドシメトリ-に適用し、HAFM法と放射化箔法による中性子照射量の測定値を比較した。その結果、濃縮B型HAFMについては、放射化箔法と測定誤差の範囲内でよく一致し、高速炉の中性子照射量測定に実用できることを示した。また、Be型HAFMについては、精
関根 隆; 青山 卓史; 鈴木 惣十; 山下 芳興
Proceedings of 11th International Symposium on Reactor Dosimetry (ISRD-11), 0 Pages, 2002/00
FBR実用化のための長寿及び高性能燃料・材料の開発、実用化戦略調査研究に資する多種多様な照射試験を効率良く実施するため、高速実験炉「常陽」では照射用炉心の高度化計画(MK-III計画)を進めている。MK-III炉心では、炉心の高中性子束化稼働率向上及び照射試験用集合体の装荷体数の増加により,照射性能がMK-II炉心の約4倍に増加する。また、オンラインでの温度制御や限界照射試験用の照射装置の開発等,照射試験技術の高度化とあいまって、中性子照射量を高精度で評価し,質の高い照射デ-タを提供することが望まれている。このため、炉心用管理コ-ドシステムの高精度化、モンテカルロ計算による詳細解析法の開発,及び新型ドシメトリ-手法としてHe蓄積型フルーエンスモニタの開発を行い,MK-II炉心での照射試験を通じてこれらを実用化した。今後,改造したMK-III炉心の出力及び中性子束分布の詳細測定をMK-II
関根 隆; 前田 茂貴; 青山 卓史
Proceedings of 11th International Symposium on Reactor Dosimetry (ISRD-11), 0 Pages, 2002/00
燃料材料の照射試験においては、スペクトル情報を含む中性子照射量の評価精度が重要である。このため、高速実験炉「常陽」照射用(MK-II)炉心では、過去20年にわたって炉心核計算と放射化箔法に基づく実測ドシメトリ-により、中性子照射量の評価手法を開発してきた。1999年11月2000年6月にかけて実施されたMK-II炉心の最終運転において、核計精精度を確認するため、燃料及び反射体領域,炉内燃料貯蔵ラック、さらには原子炉容器外照射孔(M3マンホ-ル)にドシメ-タを装荷し、炉心全体にわたる中性子束分布を詳細に測定した。本測定では、He蓄積型フル-エンスモニタによる中性子照射量測定も併せて実施し,放射化箔法の測定制度を検証した。その結果,炉中心で計算値が過大評価の傾向がみられるが、計算は測定と概ねよく一致した。また、得られた(C/E)で計算値を補正することにより、これまでの照射試験における中性子照